初めてのキャンプ

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小学一年の夏、友人の家族とキャンプに行った。とある山奥の川へ…。友人の家族はみんな霊感が強く友人の妹は強かった。それと友人のお父さんは僕を驚かせるのが好きでした。川に着いたら川沿いに小さなほこらがありました。おじちゃんはさっそく夜中二時になったらほこらが開いてお化けがでるよ!と言いましたがいつものことだと聞き流しました。夕飯前に友人と下流に探索いこう!ってなって川を下っていると…「恐竜の化石!」友達はそういうと手に何かの頭蓋骨をもっていました。お父さんに見せる!と友達は頭蓋骨をテントに持って帰りました。おじさんは「それは犬さんの骨だから戻してきなさい!」と今までにないくらい怖い顔をして怒りました。友達は怖くなったのか、元々あった場所ではなく投げ捨ててしまったのです!………夕飯を食べ、テントでくつろいでいるとふと視線を感じ、外をみると……「うわっ!」 声をあげたのは僕でした。犬が遠くから微動だにせずこちらを睨みつけていたのです。 友達は何を思ったか、ちょっと見てくる!と言いました。僕は怖くてうずくまっていたのですが友達がものすごい勢いで戻ってきました。何を見たのかは怖くて聞けなかった。 夜、ぐっすり寝ていた僕らを起こしたのは…友達の妹のすごい泣き声でした。夜中の山にはとても響き渡りました。しばらくして妹さんが泣き止み、僕は思い出しました。 夜中二時にお化けがでるよ!……恐る恐る時計を見ると 02:04
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