一つの国の終焉

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ルシファルトは苦境に立たされていた。居るはずもない神将の大半がここに集結してしまった。 イレギュラーではないが、イリスの登場で幾分かマシであるが、大部分の神将を相手ではもうダメだ。 「もう俺達ではダメなのか…」 ルシファルトがおもむろにリゼールの手をギュッと握る。 瞬間、 ドクンッとリゼールの心臓が跳ね返る。 「え?」 さらにリゼールは驚いたのは、朦朧としていた意識が回復し、目が鮮明に見える様になった。 「な?」 リゼールはルシファルトと二人が握る手を交互に見た。
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