一つの国の終焉

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それに気づいたルシファルトは、 「どうした?」 「え…いや…」 リゼールは何が何だがわからずいると、ルシファルトがもう一度ギュッと手を優しく握る。 ドクンッ!ドクンッ! 今度ははっきりわかった。いや、わからない方がおかしい。 みるみると身体の切り傷が癒え、関節が痛く無くなっていた。 リゼールはすぐに行動に出た。 勢い良くルシファルトに抱き着いた。 「お、おいリゼール!?なにを!?」 これにはびっくりしたルシファルトは両手をあたふたとさせていると、耳元でリゼールが囁いた。 「ルシファルト…頼む私を抱いてくれ」
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