一つの国の終焉

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「あぁっ!あぁぁっ!な、なんだ!?この感覚は!?イヤッァァッ!」 「おい!?どうしたんだ!?リゼール!」 ルシファルトがリゼールを抱いた瞬間リゼールは、喘ぎ声を上げて悶えた。 苦しいのではない。気持ち良すぎる。 どう表現すれば良いのだろうか、一言ですませるなら気持ち良すぎるとしか表現出来ない。 漲る力を、今まで感じた事のない強大な力がリゼールを侵食する。 耐えられない。 すべてを流れに任せ、時が過ぎるのを待つばかりだった。 そしてこうも思った。 今なら誰にも負ける気はしない。と、  
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