一つの国の終焉

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一方イリスは苦戦を強いられていた。 大半の神将がイリスに切り掛かり、倒そうと躍起になっている。 だが、逆に言えば、本気を出さなければ自分達がやられるのを知っているからだ。 帝国最高とまで言われたエレナ第一神将さえも本気を出して戦っていた。 そして各神将達もイリスの実力を知っているからこそ本気を出して叩きに行っている。 イリス自身も、相手の隙あらばと考え虎視眈々とその時を狙っていた。だが、それももう出来ないし、イリス自身も限界に達した。 徐々に、斬撃がイリスに届く様になり、さらにすると、肌に切り傷が出来るまでに至った。
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