一つの国の終焉

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「最後?まさか…それは貴様に勧める。今の私は…貴様らに負けない」 余裕たっぷりの笑顔でサティーネ第三神将や他の神将をねめつける。 「私にはその強気がどこから出て来るのか、さっぱり理解出来ない。 だけど…貴女が無事で良かったわ。殺されていたら、第三艦隊の敵討ちが出来ない所だった」 第三艦隊…サティーネ第三神将を司令官とする三個艦隊の一つ。 皇竜海海戦での敗北以降、サティーネ第三神将の風当たりが悪くなり、地位も危ぶまれた。 海戦での敗因は、たった一人の個人…それも豪剣のリゼールという王国の一近衛騎士によるものと言われ続けた。
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