38646人が本棚に入れています
本棚に追加
「馬鹿か!そこで転がっている神将と私達を比べるなよ!」
バレッタ第二神将は、怒りに燃えていた。
ガロード山脈での多大の損害を被り、最終的に全神将を投入する事で決着がついた。
だが、戦術から掛け離れ、軍団の指揮・命令系統の混乱を来たし、やはり損害は拡大した。
等々の理由で鬱憤が溜まり、発散のはけ口を連合軍に向けようとした時に、帝都に召集をかけられたのだ。
苛々をリゼールに向けられるのは、ある意味で良いと言える。
バレッタ第二神将を中心に三人の神将はリゼールに剣を突き付ける。
遅すぎる。
それがリゼールの感想だった。
最初のコメントを投稿しよう!