ダメ将軍の反撃

一つの国の終焉

リゼールがそう感想を漏らして、最初に言葉を発したバレッタ第二神将に向けられた。

リゼールの拳が容赦なく、バレッタ第二神将の喉元に襲い掛かり、喉に拳がめり込む。

哀れバレッタ第二神将は、声も発せぬままに、後方へと吹き飛ばされ、

続けて隣の神将も足払いをし、顔面を握ると、そのまま地面にたたき付ける。

もう一人の神将は、危機を感じてリゼールから離れ、体勢を整える。

考え良い奴だ。

リゼールはそう思いながら、姿勢を正して、バレッタ第二神将以下もう一人の神将を踏み付けて歩く。