一つの国の終焉

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      決闘…。 それがリゼールの望みであり、一対一の最後の勝負の為に、邪魔物の神将を倒した。 さっきまであのイリスさえも苦戦し、敗北した神将をあっという間に倒した。なんの力が働いているか、わからない。 「何故、剣を捨てる」 自分が丸腰で自らの剣を捨てたとなれば、いらぬお節介と言うものだ。 「剣を拾え、そのような事は無用」 「………ふ…、ならば抜け。その動き…神の力か」 エレナ第一神将がそう言い終えると、ゾッとするような殺気を感じとった。
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