一つの国の終焉

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「だが!神剣フリューバルを出されては面倒だ!本気で行かせてもらう!」 エレナ第一神将がそう叫んだ瞬間、地面が揺れ、柱から石の破片が落ちてくる。 「今日が!貴様とルシファルト・イゼリアスの最後の日としてくれよう!」 そう言い放つとエレナ第一神将は、腕を高々と上げ、 「来い!第二の神剣"クラビオーレ"!」 「なっ!?」 リゼールが驚きの声を上げると同時に自らも腕を無意識に上げていた。 「来るが良い!第四の神剣"フリューバル"」 リゼールは、自分とは無意識下に言葉を発していた。 そして次に驚いたのは、全身に漲る力であった。
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