一つの国の終焉

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ルシファルトの母、エクルシアは人望に恵まれていた。 だがそれだけでもない。第一神将と言われるだけの事はあり、その強さは、両大陸にまでその名声を広めていた。 エクルシアを慕う者が、今目の前にいる。 カレナ第十神将はカイゼルの副官、ウィリシア第四神将はエクルシアの副官。 「随分と血の繋がっているものの副官は重宝されている。 母上を慕っているならばそこをどいてくれ、俺は皇帝を倒さなければならない」 「それは出来ません殿下」 ウィリシア第四神将は、直ぐさま拒否した。逆にルシファルトの前に立ちはだかる。
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