一つの国の終焉

37/60
前へ
/1200ページ
次へ
一方、ルシファルト大将軍が帝都に侵入してから一時間以上たってもなんの動きもなかった帝都に、ようやく動きが見えた。 合図が有り次第、アルティ将軍の指示の下、全軍突入用意完了し、臨戦態勢のまま待機していた。 そして最初に異変に気づいたのは、王国軍のほとんどの将兵であった。 帝都の城の一部から黄金色のオーラを放つ物体が飛び出したのだ。 「おい!あれはなんだ!?」 部隊の各所でその様な似た言葉が上がる。 アルティ将軍も気づいていた。 それを細目にして見ると、黄金色の物体は、なんとリゼール将軍と帝国軍エレナ第一神将であった。
/1200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38646人が本棚に入れています
本棚に追加