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そしてどちらも合図もなく動く。
二人の神剣が交差する時、瞬ゆく光を放つ。
その間、兵士達の目は光に奪われていたが、徐々に光が消えると、上空には光を失った二人の騎士が力無く浮き、そして落下する。
その真下には浮遊する城があり、ほぼ同じ場所に落下した。
城の壁にぶつかると、壁はめり込み、大きな穴を形成する。
数秒の間、二人はその穴で突っ伏していたが、おもむろに上半身を起こした。
自らの右手を見ると、半透明で神剣を形成するのも危ういとリゼールは判断し、神剣"フリューバル"最後の気を送り込む。
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