一つの国の終焉

44/60

38646人が本棚に入れています
本棚に追加
/1200ページ
その状況はリゼールだけではなく、目の前のボロボロなエレナ第一神将も同じ様に、神剣"クラビオーレ"を形成には難しいと判断しているのだろう。 お互い、力を振り絞って立ち上がる。 「貴様は次が最後の一撃の様だな」 「強がるな、リゼール・ラクハナイア。貴様とて同じ事、次の一撃が全てを決めるだろう」 神剣を形成するのには、かなりの負担がある。 お互いそれは同様でどのように強くても、それは変わらない。 「ならば、その一撃で決める」 「同じく…ルシファルト・イゼリアスには感謝しなければなるまい、これほどの者を覚醒させてくれたのだからな」 二人は神剣を構える。
/1200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38646人が本棚に入れています
本棚に追加