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晴れると、そこにはエレナ第一神将が無惨にも倒れている姿が目に入った。
リゼールは目を細めて自分の倒した相手を見た。
傷つき、人の血を流し、国を王を守護した騎士の成れの果てである。
強大で最強とうたわれた騎士、エレナ・ブライドル・ファンテンブルグ第一神将の時代が終わりを告げたのだ。
リゼールは起き上がると、
『見事…』
「っ…」
頭の中に聞き覚えのある声がした。
『汝、見事強大な敵を打ち破った。我を手にしろ。させれば、汝が望むものは永遠とならん事を約束しよう。
呼ぶがよい、我が名を、
叫ぶがよい我が名を、
我の名はマーティンの剣の"クラビオーレ"
掴むがよい、我らのために』
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