一つの国の終焉

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「おい…リゼール?エレナはどこ行った?」 「そこに居るはずだ…が」 リゼールは絶句した。瓦礫に埋もれているはずのエレナ第一神将が消えている。 「そんな馬鹿な…あの状態で動けるはずがない…」 神将と言えど、あそこまで打ちのめされていて動けるはずがない。 「クソッやられた!おい元皇帝!何か知らないか?」 ルシファルトは横に立っているアルミシアに聞くが、 「何?その言い草は…私はまだ退位した訳ではないわよ? エレナは知らないわ。私はずっとこうしてルシファルトの後ろで作業を見ていただけですもの」
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