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ルシファルトは、部隊の先頭をトボトボ歩いていた。
敗残兵の親玉らしからぬそぶりは水の都に住む住民達はすでに敗戦ムード一色に染める。
唯一の救いは石を投げられたりしていないっと言う事だ。
敗戦…そして敗残兵として生きて帰って来たのがあの最低最悪の部隊だとは思わないだろう。
いや、そんなのはどうだっていい…何故目の前に会いたく無い奴が居るんだ…。
水と豊穣の王国近衛騎士隊隊長リゼール・ラクハナイアが部下を連れて仁王立ちをしてこっちを見ているんだ…負けてきたばかりなのに…。
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