終戦

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「ここまで酷いとは…これでは人海戦術じゃないか」 「そうまでしないと帝国は急がないといけなかったんだろう。連合軍も良くやっている。生きていてくれよ」 リリアーヌは点々と転がる屍が多くなる方へと向かう。 すると、硫黄の臭いが漂って来た。 パンッパンッパンッ!!! 遠くから鳴り響く聞き覚えのある音、鉄砲の銃声だとわかる。 「急げリリアーヌ!」 『うぬぅ!わかっとる!』 リリアーヌはそう言いながらもスピードは上がらない。それだけダメージが大きいのを無理しているのだろう。
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