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「ルシファルトが謀反だと?馬鹿馬鹿しい」
リゼールが士官から聞いたのは、ルシファルトが謀反の疑いがあるという事だった。
だが、そんな事一ミリとも信じる気がない。
「そのような事、貴様は信じるのか?」
「いえ!私もそのような事は…ですが、匿名での投書があり、内容はとても真実味があり…」
「貴様!」
リゼールは、そこまで聞くと士官の首を持つと高く上げた。
「うが…っ!近衛大将閣下っ!」
士官はガクガクと脚を揺らして抗う。
「ルシファルトが謀反などするはずがなかろう!その投書は偽りを書いているに過ぎない!」
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