エピローグ

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「ですが!この手紙に書いてあるように!現に独立軍がユグドラシエル都市国家連合に集結しているのです!」 他の士官が見兼ねたように発言した。 独立軍とは、戦後の野盗化した兵士の討伐や反乱の鎮圧、復興を支援する師団であり、その司令官はトルガルとディルニーの両少将だ。 そして急進的なルシファルト信奉者でもある。 彼の命令ならば死ねと言えば、死ぬ。元部下達からも信頼は厚い。 「奴らは独立軍だ。そちらに何かの大規模な反乱や野盗の集団がいるのだろう」 「情報局からは、ユグドラシエル方面に大規模ものはないと報告がありました」 「情報局だと?たかが犬ごときの嗅覚で何が出来ると言うのだ!」
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