エピローグ

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自分は、ルシファルトと水と豊穣の王国の時からずっと一緒で、大戦も共に過ごしたのだ。 ルシファルトがそこまで野心家ではないと言うのは知っているリゼール。 だか、確信を持って言える訳ではないのも事実。 ルシファルトは、隠し事が多い。特にイゼリアスの意志を継ぐ者と言うのは、トリトアで初めて知った。 士官達には強く言っても絶対ではない。 「そこまで心配なら、私が直接聞いてくる。ちょうど料理を作りに行こうとしていたのだからな!」 そう言ってリゼールは近衛大将の執務室の扉を勢い良くぶち壊して出て行った。 「ホント…我々は、あの人"達"のためにどこまで苦労すれば良いのやら」 三人居る士官の一人が呟くと同じく二人の士官が強く頷いた。
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