エピローグ

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リゼールは馬を物凄いスピードで走らせていた。 馬は口の端から泡を噴いて今にも倒れそうな勢いだが、リゼールはその手綱を緩めようとはしない。 ルシファルトが謀反など…有り得ない! リゼールは心の中で強く思う。 でも思うだけで実現は出来ないのだからもどかしい。 そしてルシファルトの家まで後少しと言うところで異変が起きた。 突如、突風が吹き荒れると上空に一体の竜が飛び上がっていた。 リゼールはそれがリリアーヌだと直ぐにわかった。 そしてその背にはルシファルトを乗せて南へと飛んで行ってしまったのだ。
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