38647人が本棚に入れています
本棚に追加
/1200ページ
検問の兵士?というのだろうか、朗らかな魔族の兵士に話し掛けられると、
「うん?あぁそうだ」
「そうですか!そうですよね!百年に一度!この花を贈られた人は生涯幸せになりますもんね!お客さんも頑張って下さいね!はいこれ」
気さくな魔族の兵士が差し出したのは、赤いハチマキ、ルシファルトの頭に疑問が浮かびながら兵士を見る。
「お客さん!お祭りに参加する人はみんなハチマキを渡されるんですよ!結構役に立つからどうぞ」
グイッと渡されてしまったらさすがに貰うしかないだろう。ルシファルトは不安になりながらも赤いハチマキを受け取り、腕に巻いた。
最初のコメントを投稿しよう!