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「お客さんに幸あれ~」
検問の兵士が手を振って送ってくれた。
「なぁリリアーヌ。この国良いな」
「なんじゃルシファルト?唐突に、デジャヴュかの?」
ルシファルトはリリアーヌの頭を一度殴る。
リリアーヌは可愛く両手で頭を抑えてルシファルトを見上げる。
だが、ルシファルトが思ったのはユグドラシエルに訪れる誰もが思う所だ。
道には露店がズラリと並び客も多い、そして活気がある。
そして魔族だとか人間だとか差別する雰囲気が全くない。
本当に素晴らしい国だ。
そう思っていると、ボフンッと軽く何かに当たった。
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