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「ルシファルトさんですか?良いお名前ですね」
ノアはそう言うとニッコリと笑う。
やはりそう簡単にはボロは出さないか。
ルシファルトもおかしくなり笑う。
「君も大会に出るのかい?」
「はい!百年に一度の花を取って帰り、告白するんです!」
少年のとびっきりの笑顔がルシファルトには怪しい笑みにしか見えなかった。
「そうか、なら俺と手を組まないか?」
「え?」
唐突にルシファルトはそう提案した。
それは、この大会には世界中から花を手に入れるために猛者達がやって来る。一輪の花を手に入れるためにだ。
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