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この脳に直接語りかけて来る感覚には見覚えがある。
リリアーヌが竜になったあと良くこうして話す。
だが“声”が違う。リリアーヌではない男の声だ。
『もしかして…いや君からだ。このトカゲの生臭い発生源は』
ユニコーンがルシファルトに首を向けてこちらを睨み付ける。
ルシファルトは一歩後ずさると、ノアは不思議そうな表情でこちらを見る。
「どうしたんですかルシファルトさん?」
「あ…いや…そのユニコーンが…」
「え?」
ルシファルトはユニコーンを指してワナワナと震えて指すと。
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