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「ルシファルトさん急ぎましょう、どうもトラップに気づき始めた見たいです。参加者の中にユグドラシエルの工兵も含まれていました。もしかすると解除しながら進んでいるのかも知れません」
ルシファルトはゆっくりと頷く。見えるかは定かではないが、目は暗闇に慣れて来た。
「多分もうすぐで出口だ」
ルシファルトがそう言うと、ノア少年も頷く。
洞窟に入り込む風の勢いが強くなっているのだ。
「はい、急ぎましょう!」
お互い足場の悪い中、駆け出した。すると、
「居たぞ!あそこだ!」
直後、後ろから男の声がするではないか。
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