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「ちっ!追っ手が来た!走れノア!」
「はいわかってます!」
もう一度言うが、足場の悪い洞窟内をそこまで早くは走れない。
はずなのだが、意外にノアはすいすいと洞窟内を進んで行く。
ルシファルトは追うのももたつくていたらく。
置いて行かれても致し方ないと思うルシファルトであったが、
「ルシファルトさん!僕に捕まって下さい!一気に上がります!」
ノアは、ルシファルトに手を差し延べ走る。
有り難い事に、ノアはルシファルトのために歩き易い場所を選んで走る。
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