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「もはやこうなったら新王都で迎え撃つのみ!」
リゼールの一声で近衛軍全軍に完全武装待機を命じた。
「ルシファルト…ルファ…私はお前を信じて良いのか?」
リゼールはそう小声で呟く。
ルシファルトが裏切るはずがないとも思っているし、王国を護る騎士としては、反逆者を葬らなければならないとも思っている。
その中でも国防の事"なんか"よりも、ルシファルトの事が気になり過ぎている。
そんな風にそわそわしていたリゼールの下に情報局から連絡が入った。
『ルシファルト・イゼリアス、一日の後、王都に独断先行する可能性大』
と言うものだった。
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