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当日。
リゼールは一睡もしないでその時を待った。
そして第一種戦闘態勢にもしている。
理由は、すでに新王都周辺を取り囲む様に人が集まって留まっている。
リゼールは遠くから見た限り武装は施されていない事に気づく。
それよりも、女子供が居るのもおかしかった。
だが、そんな思いも次の報告を聞いた瞬間消え飛んだ。
『ルシファルト・イゼリアス及び独立軍、急進し新王都に向かっている』
それも目と鼻の先と言う話だ。
リゼールは目を凝らして遠くを見つめると、
土埃を盛大にあげてこちらに向かう者達が居た。
そしてその上空では、一体の竜が低空飛行をしていた。
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