エピローグ

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独立軍もルシファルトの位置からニキロ離れた場所に居る。いや、徐々に近づく。 リゼールが腕組をしてルシファルトが降りるまで待った。 ゆっくりとだが、ルシファルトはリリアーヌの背から自力で降りる。 本来なら馬にも一人で乗れない彼がリリアーヌから自力で降りたのは大進歩と言える。 ルシファルトは腕を後ろに回してリゼールの場所から十五メートルの場所まで歩み、立ち止まる。 ルシファルトは顔を伏せがちで、時たまチラチラとリゼールを見るが、あまりにも挙動不審であるとリゼールは思った。
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