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リゼールは一気にまくし立てる様に語り終わる。
そして呆然と立ち尽くしていたルシファルトはようやく現世に舞い戻る。
「お…おい、待て。何を誤解しているんだ?反旗?反逆?どういう事だ?全く身の覚えがないぞ」
ルシファルトがそう弁明すると、リゼールの顔は一気に怒りへと表情を変えた。
「良くそのような事を!見ろ!後ろを!独立軍が新王都に迫り、各地から国民がこの王都を目指して来ている!
この状況を見てまだ反旗ではないと言うか!」
リゼールは後ろの独立軍を指す。
ルシファルトはゆっくり後ろを振り返り、ため息を一つ。
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