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ルシファルトは目をつぶり、真っ直ぐリゼールに身体を向ける。
「っ…」
リゼールは思っていた。何故反逆を強く否定してくれないのか、と…。
何故だ…何故だルシファルト!私は…私は…!
リゼールは一歩づつゆっくりと、ルシファルトに向けて歩く。
ルシファルト…頼む…今すぐ否定してくれ…そうでないと私は…。
必死にリゼールはそう思い続けるが、無念にもそれはルシファルトには届かない。
リゼールが後、ルシファルトまで五メートルの場所まで近づいた。
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