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ディアレイアが光っている。
ルシファルトがそう思っていると、
「くっ!ルシファルト!それをかせ!」
リゼールが無理矢理ディアレイアを奪い取ると、
光が弱まり、リゼールがゆっくり目を開けた。
「……なっ…こ、これは!?」
ルシファルトから奪い取ったそれは、東大陸の女のすべての人が知っている花。
例外なく、リゼールもその花の名前を知っていた。
「ディア……レイア…」
リゼールが持っているその花の名前、
百年に一度、愛する男から渡され、両思いであれば、光輝き、花開くと言われる。
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