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そして受け取った女は、生涯幸せになれるとも言われる。
乙女ならば一度は渡して貰いたい物の一つに数えられる。
そしてリゼールがディアレイアを奪ったその瞬間だった。
ディアレイアがゆっくりと開花したのだ。
美しく、神々しく光輝くディアレイア。
まさに恋する人達に相応しい。
ルシファルトは、勇気を持ってリゼールへと向けて一歩を進む。
それに気づいたリゼールは、花とルシファルトを交互に見て、周囲の独立軍兵士ならびに近衛兵士、そして周辺に集まった老若男女の人達が息を飲む瞬間がやって来た。
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