エピローグ

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「リ、リゼール…俺いや…私はそんなに良い男でも無いし、やること成す事失敗ばかりだが」 ルシファルトはここで一拍置いてリゼールを力ずよく熱い視線を送る。 「私はリゼール!君と一緒に居たい!戦いの中、ずっと!ずっと言いたかった! リゼール!俺はリゼールの事が好きだーーっ!」 ルシファルトは胸からすべての空気が消えてしまうまで叫び続けた。 喉が痛い、頭が痛い、何より胸が裂けそうだった。 ずっと、ずっと言いたかったこの言葉が今言えた。 全身が痛かったが、それでも心には、何か優しい物が詰まる気分だ。
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