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「は、はわ…はわはわはわはわはわはっ!」
リゼールは真っ赤になりながら、意味不明な言葉を発しながら一歩引いた。
自分の気持ちには、とうに気づいていた。
トリトアでルシファルトが捕虜になった時など、有り得ない程の喪失感に苛まれた。
自分の中では、ルシファルト無しではもはや生きては行けない。
そう思える程なのだ。
そして今、自分が想う人が乙女の花、ディアレイアを持って告白された。
自分が幼い日から何度も何度も想像して有り得ないとわかりつつもシュミレーションを繰り返した。
自分が言う言葉など決まっているし、シュミレーションしてきた。
だが、いざその時になると、身体が震えて、心がいっぱいで喋れない。
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