エピローグ

60/77
前へ
/1200ページ
次へ
華麗に着地するサリュナは、バッと羽織っていたローブを鷲頭かみしてほうり投げる。 リゼールに劣らぬ、それか同等以上の美貌のニーズヘッグ侯爵家当主殿は、ルシファルト達から数メートルの場所からなんの前触れもなく歩き、ルシファルトの前にとある"物"を差し出した。 『『『なっ!?』』』 ルシファルトやリゼールだけが驚いた訳ではない。 周辺に集まった者達まで驚いたのだ。 そうサリュナが持っているのは、紛れも無くルシファルトが必死になって取ってきた。 "ディアレイア" まさにそれだった。
/1200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38646人が本棚に入れています
本棚に追加