エピローグ

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そして外では一部が一際の歓声が上がった。 一本の開けた道の左右に人垣を作り、道の真ん中に純白のウエディングドレスを着て顔はベールで包まれ、ブーケを持つ新婦と、その隣はルシファルトがカチカチになってこちらも純白のタキシードを着て歩く。ちなみに髪型はオールバック。 どちらかと言うと、新婦の方が堂々としている。 そして歓声はゆっくりとした波の様に確実に聖堂に近づいる。 そして聖堂の中に入る。その中は荘厳な装飾と軽やかなのにどこか重いパイプオルガンの音色。 それらに包まれた新郎新婦が入場した。 美しくも神々しく二人は、盲目の聖女の前にやって来た。 聖女は、二人をゆっくり交互に顔を向ける。
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