エピローグ

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ベールに隠されていたリゼールの表情をようやく見ることの出来たルシファルトは、ホッと安堵した。 そこにはこの世界の誰よりも美しいリゼールが居たのだから。 「リゼール…綺麗だ…愛してるぞ」 「私も愛してる」 二人はそう愛を語らい、見つめ合い、リゼールはゆっくりと目をつぶる。 ルシファルトはそれを見てゆっくりとリゼールに向けて進む。 そして二人の唇が重なった瞬間、 聖堂の祝福の鐘が鳴り、聖堂内の全ての人が立ち上がり拍手喝采した。 そしてその祝福の波は外にまで及び、国民たちの歓声の声が聞こえる程だった。
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