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何をされたのか解らない。痛みは無かったその瞬間は!
次第に目に激痛が走った。
痛みに耐えきれず泣き崩れた。
次第に目を開けられる様になり母親を見ると手に棒らしき物を持って立っていた。
心底怖かった。
逃げ出したかった。
でも小学生の体格では、いくら女とはいえ勝てなかった。
脅える俺をテーブルの上に座らせ、手を引っ張り甲をライターで焙った。
今でも傷を見る度に思い出す。
人の皮膚は焙ると、熱いとは感じるが痛くはない。
現象としては溶けるという表現がふさわしい。
自然と皮が剥け丸まっていく。
今でもあの光景は忘れる事は出来ない。
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