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<グヴ…ゴポッ…>
水中で気泡を吐きながら不穏な音を検知するゴジラ。水中ではガンマ線が空中程に透過しないため、EMPも施しようがない。
ザザァー!灰色と白色の水柱がゴジラを取り囲むように炸裂した。ゴジラは攻撃に吃驚はするが、体重を持ち上げる程の水圧を起こすには短魚雷弾頭では無理があったようで、吃水線は殆んど上がらなかった。
「しまった!予定と違うぞ!」
旗艦「ブルー・リッジ」の船窓から、CTF-75水上打撃戦隊の指揮を務めていたマクドノー中将(Vice-admiral A.S.McDonough)が叫喚した。ゴジラが水柱に隠れてしまったのだ。
「く…水柱で上手く照準が」
「海の藻屑に還れぇ!」
火器管制士官をよそにパイロットは誘導爆弾を投下した。
高空を飛行していたF-15Eからは10mもの大きさの矢型の誘導爆弾が投下された。
「当たれ…当たれ…!」
ゴジラに向かって誘導爆弾は加速し、黒色の巨体と立ち上る水柱の中に消えた。
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