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女が帰った後。
正太郎はシャワーを浴び、部屋を片付ける。
そして、ソファーに座りため息を付く。
(サイテーだな…俺。)
春香以外に名前で呼ばれるのは気分が悪い。
本当は…、春香に触れたい。
抱きしめたい。
他の女じゃなく。
春香に、1人の男として意識してもらいたい。
幼なじみではなく。
後何年待てば良いのだろう…?
そろそろ行動を起こしてみようかな…。
時計を見ると。
春香が来る時間になっていた。
誰が来ていても、春香が来る前には帰す。
それが正太郎の習慣になっている。
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