第二十五章~元カノ~

10/23
前へ
/438ページ
次へ
「アイツと付き合ってた時…そんな話された事もあったけど、全然そんな気になれなかったし――」 「…………」 「それに、アイツとそんな関係になるまで一緒にいるとは思えなかった」 「そぅ、なの?」 「だから、そん時は誰ともそうなるなんて思えなかったんですって」 「…………」 「――でも、奈央子さんだけは…何か違ったんですよね」 照れ臭そうに鼻を啜り(すすり)ながら、明彦は笑みを浮かべた。
/438ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1245人が本棚に入れています
本棚に追加