1245人が本棚に入れています
本棚に追加
「アイツと付き合ってた時…そんな話された事もあったけど、全然そんな気になれなかったし――」
「…………」
「それに、アイツとそんな関係になるまで一緒にいるとは思えなかった」
「そぅ、なの?」
「だから、そん時は誰ともそうなるなんて思えなかったんですって」
「…………」
「――でも、奈央子さんだけは…何か違ったんですよね」
照れ臭そうに鼻を啜り(すすり)ながら、明彦は笑みを浮かべた。
最初のコメントを投稿しよう!