第二十五章~元カノ~

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「その頃でしょ?見合いの話があったの」 「そうだった、ね」 「何か、モヤモヤするって言うかさっ、気持ち悪かったの覚えてる」 「それって…ヤキモチ?」 「わかんねぇけどっ、――何か自分の中で 『この人とはずっと一緒にいたい!』 って、思った」 (そんな恥ずかしい事、良く言えるわね) 「必死だったんですよ?ただの、年下の後輩にだけは思われたくなくてっ」 「…――クスッ」 「な、なんっすか」 「あ、ごめんね?」 思い出してしまった。
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