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  寂しがりでごめんね いつも〝逢いたい〟ばかりでごめんね 我儘でごめんね   そんな私に、そっと〝それでもいいんだよ〟っていつも言ってくれる君の声をもっといっぱい聴きたくて……   そう願っていたら、気づけば耳が長くなっていた   私は兎です 兎は寂しいと死んでしまいます 私はすごく寂しいのです     だから、ずっと一緒にいて。      
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