監禁生活

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研修場所に着いた。 またしても、人里離れた山奥だ。 建物は綺麗な外観だ。 俺達は着くと直ぐに全員入れる大きな部屋に案内された。 そこで泊まる部屋の部屋割りが発表された。 5人ずつの部屋が発表され、各部屋に荷物を置いて、30分後にまた戻る様に言われた。 直ぐに部屋に行き、荷物を置く。 俺の部屋には、まじめ君、お坊ちゃま、細目、タラシがいた。 お坊ちゃま「どうなるんかねぇ…これから…」 不安そうに言った。 みんな気持ちの中に同じ事を抱えている。 そこに、同じ班のキツネが来た。 コイツはひょうきんな奴で、いつでもプラス思考。 キツネ「お~りゃ~ぁ!元気無いとこじゃのぉ。」 暗い雰囲気をぶち壊す。 俺「いいな。元気で(苦笑)」 キツネ「当たり前よぉ!ここの受付におるねーちゃんぶち可愛いぞ!」 ピクッ! タラシ「本当か!?」 キツネ「見に行くか?」 タラシ「おう!」 現金な奴らだ。 ただ、どんな状況下でも、楽しみを見つけて、前を向ける。 そう言うとこはうらやましいと思った。
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