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もう一つ、
『相手を想う事』
この小説―手紙―の中では、最後に
“絶対、絶対、絶対、
幸せになれよっ!”
と言っています。
命令だ、とも言っています。
自分の事はもう一切気にせずに、とにかく、今より幸せになってほしいと……。
相手が幸せならそれで良いと……。
明らかに想いを残したままの、主人公の言葉。
相手を想うからこそ、相手を自分から離す言葉を選んだのです。
大切な人の幸せを、心底願える気持ちを持つ。それが、私達人間のあるべき姿だと、私は強く思うのです。
この2つの思いを込めた、たった2ページの小説。
2ページ分の手紙。
読んで下さった方に、この思いが伝わる事を願って。
2008年 3月19日 完結
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