桜色の誓い

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 ちらちらと舞う桜色の雪に、目の前の景色は色づいていく。  どこか儚くて、どこか切ない、幻想的な景色。  それを見守る僕の記憶は、少しずつ、色褪せていく。  褪せていく中で、僕は確かに思い出す。  僕はここで恋をしたんだ。  “桜”のような恋をしたんだと。 .
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