最後の時

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ガンだった・・・     突然激しい痛みと苦しさに襲われ倒れてしまったオレは今病院のベッドに横たわっている。 そこに面会にきた嫁の顔をみた瞬間になんとなく自分の症状が予想できた。 毎日毎日あれだけの量の煙草をプカプカと吸っていれば肺がおかしくなっても仕方がない。   不思議と死にたいしての恐怖はない。 だがそのかわりに『後悔』という気持ちが自分の中に根付いていた。
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